仕事・家事・育児とフル稼働な毎日をおくっているママ。
子供のお迎えのために時短にしていたり、急な発熱で休みを取らなければならず会社で肩身が狭くなってしまったり。家事と仕事をこなしながら、子供との時間を確保するのはとても大変ですよね。
本記事では働くママの悩みを解消する、在宅ワークのメリットや注意点をご紹介します!
子育てをしながら働き方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
在宅ワークとは
在宅ワークとは、オフィスに出社せず自宅で仕事をする働き方です。テレワークやモバイルワークのように似た意味を持つ言葉がありますが、これらは「インターネットを使い、社外でも時間や場所を有効に使う働き方」と定義されています。在宅ワークはテレワークの一種なのです。
在宅ワークは、オフィスには出社しない完全な在宅ワークと、決められた日数だけ在宅ワークができる場合など、職種によってさまざまな働き方があります。
また、正社員やアルバイト、フリーランスとして案件を進めるなど契約形態も多様なので、ライフスタイルに合わせた働き方を見つけるのが大切です。
在宅ワークのメリット
子育て中の方が在宅勤務を始めるメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、知っておきたい在宅ワークのメリットを紹介します。
子供に合わせたスケジュールが組める
在宅ワークのメリットは、なんと言っても子供に合わせてスケジュールが組める点です。在宅勤務の仕事はほとんどが案件形式のため、納期調整をすれば好きな時間に仕事ができます。
子供の体調不良や行事、学級閉鎖に対応できるのは在宅ワークの強みです。
小学校へ入学した際も、登下校や夏休みなどの長期休暇に対応できます。
仕事と家事の効率化がはかれる
在宅ワークは、休憩の合間にちょっとした家事を進めて効率化できるのも嬉しいポイントです。
洗濯物の取り込みや、調理の下準備、晴れた日に布団を干すなど、通勤していては進められない家事が平日に出来ます。
また、通勤時間が無いぶん、始業前に集中して家事ができるのも効率的です。
保育園が利用できる
すでに働きながら子供を保育園に通わせている方は「どこかで働いていないと保育園に通えなくなるのでは?」と不安に思いますよね。
在宅ワークも働き方の1つです。
業務委託書や就労証明書をきちんと提出すれば、保育園が利用できるケースがほとんどです。ただし、4月の新規入園時は審査が厳しくなる場合もあるので、申請前に市役所へ確認しましょう。
各市町村の手続きによって条件が異なるため、チェックしてみよう
扶養内での仕事も可能
在宅ワークは、家族の扶養に入りながらの仕事も可能です。
ただし「パート」と「個人事業主」として在宅勤務を行うには、扶養に入る基準が違うため注意しましょう!
〈パートで所得を得る場合〉
・配偶者の年収が103万円以内であれば、配偶者控除が受けられる。
(基礎控除38万円に加えて給与所得控除65万円が適用される。)
⇒配偶者自身に所得税が発生しない。
〈個人事業主として業務委託を受ける場合〉
・収入から経費を差し引いた金額が年収48万円以内
⇒配偶者控除の範囲内になり、所得税や確定申告の必要がない。
・確定申告で「青色申告」を行えば、年収103万円まで所得税がかからない。※ただし確定申告は自分で行う
〈個人事業主が配偶者の扶養に入る場合〉
社会保険の被扶養者要件:年収130万円未満の場合に受けられる。
・個人事業主が配偶者の扶養に入ると、第3号被保険者に該当し国民年金の納税義務がなくなる。
・配偶者の健康保険に被保険者として加入でき、健康保険制度が利用できる。
扶養内での働き方は、パート制か個人事業として仕事をするのかで手続きが変わります。個人事業として在宅ワークを始めた方は、年収48万円以上の所得が見込める場合「青色申告」をしましょう。
また、個人事業としての年収が130万円未満の場合は、家族の扶養に入ることで社会保険が適用されます。国民年金の納税義務と国民健康保険の支払い義務がなくなるので、家計の大きなメリットになるのです。
スキルアップをして高収入を目指す場合も、月の収入が安定するまでは家族の扶養に入れます!
スキルアップ次第で高収入に繋がる
在宅ワークの中には、自分のスキルを磨けば高収入に繋がる仕事もあります。未経験から在宅ワークを始めた場合は、初めは学ぶことも多く仕事の獲得に時間がかかりますが、スキルを身につけながら実績を積むことで、案件が獲得できるようになるのです。
目標を立てて進めるお仕事が自分自身のスキルアップにつながり、仕事を通して「人の役にたてた!」という達成感も生まれます。
子供が大きくなってからも続けられる仕事。
手に職がついたらやりがいも大きいね!
在宅ワークの注意点
仕事と子育ての両立に関して、メリットはたくさんありますが、ここからは在宅ワークをする上での注意点を紹介します。
時間に追われることもある
在宅ワークは案件制の仕事が多く、子供とのスケジュールにあわせて作業できるのが嬉しいポイントでしたが、自分でスケジュール管理をするのが大変な場合もあるのです。
子供の体調不良で可動時間が確保できなかったり、スキル不足で作業に時間がかかってしまったりと、思うように仕事が進まない日もあります。
仕事に慣れるまでは納期設定に余裕を持ち、自分が進められるタスクをこなして行きましょう。
確定申告や税金の支払いを自分で行う
在宅ワークを個人事業主として行う場合は、確定申告や税金の支払いを自分で行います。
確定申告では月収や経費を申告するので、帳簿にはこまめに記帳しておくと安心です。また、事業所得を計算する上で「入金」と「支出」が混在しないためにも、事業用とプライベート用に口座を分けておくことをおすすめします。
さらに、年収130万円以上の場合は、国民年金や国民健康保険などの支払い義務があるので、急な出費に備えておくと良いでしょう。
オンとオフの切り替えが大切
在宅ワークはオンとオフの切り替えが大切です。職場で勤務する場合は、出勤・退勤の切り替えがあり、プライベートと仕事の区別がつきます。しかし、在宅ワークはオフの状態で作業をすると、作業が進まずタスクをこなしていけません。
対策としては、作業部屋を作り始業時間を決めるなど、意識的に区別できる環境を作るのがポイントです。仕事の時間と休日の時間を分けて切り替えることで、仕事に集中できるバランスを取っていきましょう。
在宅ワークにおすすめの仕事
Webライター
Webライターは、Webサイトに載せる記事を執筆する仕事です。商品の紹介記事や、専門性のある記事、自分でインタビューをしながら記事にするなどざまざまな内容があります。
執筆するテーマや文字数をクライアントから伺い、自身の経験や正しい情報を取り入れて記事にしていくので、文章を書くのが好きな方や、リサーチが得意な方におすすめです。
事務職
在宅ワークでの事務職は、主に依頼された資料作成やスケジュール管理、データ入力を行います。企業によっては、電話対応を任せられる場合もあるので、応募時に確認しましょう。
一般事務や総務、特許事務など求人数が幅広いので、自分の得意分野で活躍できます。
オンライン秘書
オンライン秘書は、事務系の仕事をオンラインで行います。さまざまな企業で導入されており、子育て中の方も秘書として働けるのです。
スケジュール管理やメール対応の他にも、経理や営業事務を任されることもあり、細やかな気配りが出来る方に向いています。また、出産前に秘書の経験がある方は、その経験を活かした在宅ワークができるでしょう。
SNS運用代行
SNS運用代行は、クライアントから依頼されたSNSでの集客・販売促進の為の運用をする仕事です。
アカウントの運用を全て任される場合や、投稿のみを請け負う形などさまざまありますが、クライアントのイメージや売り上げに関わる仕事なので、責任感も生まれます。
普段、SNSを活用している方や、自身のフォロワーが多い方などは、ぜひチャレンジしてみて下さい。
翻訳
翻訳は、他国の言語で書かれた文章を別の言語に書き換える仕事です。英語や韓国語、ドイツ語などさまざまな国の翻訳があり、語学が好きな方に向いています。
ビジネス文書や法律文書、Webサイトの翻訳などさまざまな分野があり、他国とのコミュニケーションにおいて重要な仕事です。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客の問い合わせに対する案内を行います。製品やサービスの詳細を電話やメールで分かりやすく説明し、顧客の悩みを解消するのが主な役割です。
また、クレーム対応など顧客の課題や改善点を解決する業務もあります。
イラストレーター
イラストレーターは、広告や雑誌などの印刷媒体や、アニメーション、Webサイトなどのデジタル画像などを制作します。クライアントの要望をヒアリングしながら、商品イメージを高めたり、見る人を楽しませるやりがいのある仕事です。
絵が好きな方や、色彩感覚が豊かな方に向いています。
まとめ
今回は、子育てと仕事の両立を目指す、在宅ワークについてご紹介しました。
在宅ワークのメリットは、子供に合わせた働き方が出来ることです。在宅ワークを始めようか悩んでいる方にとって少しでも参考にして頂けたらと思います。
働き方を変えるのは勇気がいるけど、子供との時間を大切にできるね。
コメント